街ゆくひとの、クレープがうらやましかった。
米粉で作ったカステラがおいしそうで、立ち止まった。
スイーツを頬張る人をみて、わたしもほしい、ってなるけど、
彼らはまずお金を払ってそれを得てる。
美味しい、幸せ、そういう感覚を味わってるだろう。思ったよりいまいちかもしれない。
ハタからみると羨ましそうにみえる光景でも、腹の中で起こっていることはわからない。
少なくともわたしは、美味しい、幸せ、が手に入る引き換えに、お金がへり、つるつるの肌への道のりが遠のく。
それでもいい、ってときもある。
そんな時も、ゆるしてもいい。
今日はそんなふうに考えてやりすごせた。